教養としての日本古典文学史

日本文化を豊かにしてきた古典文学の歴史を、時代ごとのポイントと全体の流れに着目してわかりやすく解説します。

万葉の時代から多様な表現を育ててきた和歌、平安王朝で花開いた物語、近世にかけて洗練された俳諧……。
日本文化を豊かにしてきた古典文学の歴史を、時代ごとのポイントと全体の流れに着目してわかりやすく解説します。
世紀ごとに章を立て、全体を見わたす概観と、文学史・日本語史・文化史の上で重要で興味深い箇所を一歩踏み込んで解説するトピックからなります。

どの時代にも特有の文化と文学作品がありますが、それらは独立して存在するわけではありません。
前の時代の何から発展して生まれたか、後の時代の何に影響を及ぼしたかといった視点をもって通史的に眺めることで、現代につながる流れをつかみ、より立体的な理解を得ることができます。

日本の文化史について古典文学を中心に長年教鞭をとってきた著者がこれまでの知見を生かしてわかりやすくまとめた、日本文化を見る目を養うための一般向け解説書。
勉強中の学生にも、社会人になって学び直したいという人にもおすすめの一冊です。



[目 次]
はじめに
第一章 七世紀とそれ以前(飛鳥時代とそれ以前)――和歌、神話、漢詩
第二章 八世紀(奈良時代)――万葉集、古事記、日本書紀、風土記
第三章 九世紀(平安時代)――漢詩、和歌、伊勢物語
第四章 十世紀(平安時代)――古今集、土佐日記、竹取物語、枕草子
第五章 十一世紀(平安時代)――源氏物語、更級日記
第六章 十二世紀(平安時代・鎌倉時代)――大鏡、今昔物語集、平家物語
第七章 十三世紀(鎌倉時代)――新古今和歌集、方丈記、十六夜日記
第八章 十四世紀(鎌倉時代・南北朝時代・室町時代)――とはずがたり、徒然草、太平記
第九章 十五世紀(室町時代)――連歌、能、五山文学、東山文化
第十章 十六世紀(室町時代・戦国時代・安土桃山時代)――閑吟集、御伽草子、キリシタン文学
第十一章 十七世紀(江戸時代)――和歌、漢詩、芭蕉、仮名草子
第十二章 十八世紀(江戸時代)――浄瑠璃、国学、蕪村、狂歌、川柳、読本
第十三章 十九世紀(江戸時代・明治時代)――滑稽本・漢詩文・一茶・近代へ
文学史年表
読書案内
あとがき

《著者》
村尾誠一
東京都生まれ、学習院大学文学部卒。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。東京外国語大学で長年教鞭をとり、現在名誉教授。主な著書に『中世和歌史論 新古今和歌集以後』(青簡舎/2009年)、『藤原定家(コレクション日本歌人選)』(笠間書院/2019年)など。

四六判 :376頁
発売日:2022年10月25日
出版社 ‏ : ‎ 笠間書院

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ひとひらbooks 選書テーマ
【この国に脈々と息づくものコト】

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古典と聞いて最初に思い出すのはなんですか?
神話から維新まで。現代コンテンツへと繋がる古典の歩みを、ぎゅっと一冊にまとめたまさに教養としての歴史書です。
「初心忘れるべからず」は誰の言葉か?新撰組はどんな句を読んだか?など、古典に疎い私でも楽しめるエピソードが随所に盛り込まれた点も嬉しいです。
ゆっくりと時間をかけて、日本文学の足跡を辿る旅路に出かけるのもきっと良い時間になります。

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